Beyond the Silence

Sound of Science

夏至

夏至、一年で最も昼の長い日。英語ではthe summer solsticeというらしい。太陽が立ち止まる的な語源のようで、太陽の高さを長年観測していないとこんな発想は出てこない。ちなみに春分と秋分はthe spring (autumn) equinox. 等しい夜、の意だそうで。

 
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通勤途中にiPhone SEのカメラで。少し秋のような空。気温は23度ほどで非常に快適。

 
いよいよ帰国まで2か月を切った。夏に小旅行を計画しているのと、引越しの準備などがあるので研究に使えるのは残り6週間。この実験は来週に回そうとかの怠惰なスタイルは厳禁だ。
 
1月に論文を投稿すべくデータを出してきて、思わぬ躓きと予想外の発見があって半年も延びてしまった。論文というのは時間をかければかけるほど良くなるものだが、キリがないのである程度のところで出していく、それを続けなければならない。
帰国後はしばらくラボから離れるので、この6週間が勝負。何とかひとつ投稿して、次の論文を筆頭著者として書けるだけのデータを積み上げておきたい。
毎週水曜のボスとのデータミーティングも、上手い具合に (?)夏休みがずれるのであと5〜6回しかない。ボスがvacationから帰ってくる日に自分が出発するので、仕事が進まないじゃないか。
 
 
 
一昨日は満月であった。
 

願はくは花の下にて春死なむ

そのきさらぎの望月のころ

 

 
満月をみると西行のこの歌を思い出す。
みじかい夏が美しいこの町を夏の終わりに去る切なさみたいなものを何か詠もうと思ったが、どうやってもこの短歌には及ばないので諦めた。
 

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Nikon D40+NIKKOR DX 16-85mm 16mmで撮影
レンズが汚れてきた。レンズやミラーを拭いても取れないし、レンズ自体にも少しガタがきているので、帰国したらメンテナンスに出さなければ。iPhoneのカメラのほうが良く撮れる気がしてきた今日この頃。

追記 誤字訂正。きらさぎ→きさらぎ