Beyond the Silence

Sound of Science

Graduating from Kindergarten

硬派なブログを自認してきたが、たまには子供のことを書こう。

こちらに来た時は3歳だった息子ももう5歳。来週、晴れてKindergartenを卒園する。9月から始まる新年度からGrade1, 所謂ピカピカの1年生のはずだったが、年度の変わり目を待たずして帰国するので友達ともあと1週間でお別れ。

 

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これもiPhone SEのカメラ。本当に良く撮れる。

 

学校にもよるが、うちの校区は小学校と幼稚園が同じ建物の中に併設されていて、Junior Kinder, Senior Kinder, Grade1〜5の7年間を過ごす。グラウンドは天然芝!広さは日本の小学校のほうがもしかすると広いかもしれない。1クラスが20人ほどで、1学年3クラスとわりと小規模。日本人が多い地域では、中韓など他のアジア人も多くて、5クラスくらいあるみたい。

 

うちは日本人があまりいない校区を選んだので、息子も3か月ほどで英語がわかるようになり、4~5か月ほどで言葉が出てくるようになった*1。ただし文章の読解力、書く力を含む英語力はNativeのほうが圧倒的に上で、それは家の中で使っている言語によるのだろう。

最近は思考回路も英語脳になっている感じで、ルー大柴のようにEnglishと日本語をmixしてspeakするので、突然changeするlanguageについていけないこともある。

 

同じように親の仕事について英語圏に滞在し5歳〜6歳で帰国した人の話を聞くと、耳と発音以外はきれいさっぱり忘れてしまうようで、英会話を維持するならば帰国してからも努力が必要とのこと。大人はもっと早く忘れるだろうから、自分も国際学会等で使えるレベルの英語を何とか維持 (維持するほどのものもないのだが)しなければならない。

 今考えているのは地元の英会話教室 (Nativeの先生がいるところ)に加えて、ディズニーとかピクサーとかの映画を英語で見せることかな。

 

 

3歳くらいまでは可愛いだけだった子供も、いたずら・悪行・反抗をするようになり、自分に似て怠惰な部分が前面に出てきたり、いじけ癖が出たりなど、親としては心配の種は尽きない。自分も研究室では存分にコミュニケーションが取れないことでフラストレーションがたまるが、研究者である自分は実験結果という別の方法で自分を表現できるのに対し、友人関係や学校の授業では英語力が全てであるので、息子の中でストレスになっているのだろうな。言いたい放題言われて言い返せないこととか、本来の能力よりも言葉のせいで低く見られたりとかの連続のはずで、その鬱憤が色々な形で現れているのかもしれない。それでも友達をたくさん作り、毎日スクールバスに乗り休まず通った息子を、来週学校が終わった時しっかり褒めてあげたい。ただバスが好きだっただけという説もあるが。

 

・・・なんか書いてて良い感じの日記になってしまったが、毎日何か怒らないといけないことがあって疲れ果てているところなのと、帰国してから息子が日本社会に*2適応できるかが不安でもある。日本語が年齢相応でないという逆の言葉の問題もあるし。

 

親の心子知らずという。自分も親には心配をかけたのだろうかと思うが、母親はもういないので聞きようがないのが残念 (父親は仕事で家にあまりいなかった)。自分が親になって初めて、自分の親の気持ちがわかる。。息子が成人するまで、いや、一人前になるまで。もしかするとその後もずっと、子育て (=親育ち)は終わらないのかもしれない。

 

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父の日にもらった。目と鼻の間にあるのはヒゲだそうです。もちろんこんな所には生えていません。

 

 

*1:移民も多いのでESLクラスがあり、最初の数か月はそれに入っていた

*2:時として残酷な子供社会に